Fig.-9 Calculated exciting moment force exerted by wave and time history of responses

Fig.-10 Time history of responses recorded by test at sea

4.あとがき

停船および低速航走中の船体の横揺れを低減するため，可動マスをアクチュエータ制御する能動型減揺装置を提案し，制御手法および波強制力を用いた動揺計算について述べた。さらに，排水量約1/2tの調査監督船を対象にハイブリッド方式の装置を試作し，実海域試験を行った。その結果，装置作動中の船体の横揺れは，約1/2に低減し，ほぼ目標通りの性能が得られることを確認した。また，動揺計算結果は，実測結果と良く一致し，本設計手法の有効性を実証した。

文献1）及川末紀，小池裕二，茶谷光一,重松祥三：能動型減揺装置の開発と実海域試験，日本造船学会論文集，第174号（1993）,pp.62-67.

2）谷田宏次：長大構造物へのアクティブ制御技術の適用状況，日本造船学会誌，第777号（1994），pp.62-67.

3）Report of ISSC Committee 1, ‘Environmental Conditions' Proo of ISSC, Vol.1,1967.

4）Report of the Committee No1,‘Environmental Conditions',Proo of ISSC,1964.

5）小池裕二，吉海研，広重栄基，谷田宏次，牟田口勝生：能動型減揺装置の開発と実海域試験−続報−，日本造船学会論文集，第176号（1994）,ｐｐ.137-143.

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